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和歌山県立医科大学 麻酔科学教室

業績＜Achievements＞

2021年度

和歌山県立医科大学麻酔科学教室　2021年度業績報告

2021年度

Ⅰ 著書

  1. 川股知之．高齢者麻酔のポイント50. 川口昌彦、川股知之編．小板橋俊哉監．東京、克誠堂出版、2021、ｐ1-196．
  2. 黒﨑弘倫、川股知之．麻酔科プラクティス　第5巻　麻酔科必携　周術期のリスク管理　安全対策・感染予防・合併症管理．水本一弘、山本達郎、垣花　学、加藤里絵、佐藤暢一編．東京、文光堂、2021、ｐ181-183．
  3. 羽場政法．高齢者麻酔のポイント50．川口昌彦、川股知之編．小板橋俊哉監．東京、克誠堂出版、2021、ｐ77-80．
  4. 羽場政法．麻酔科プラクティス　第5巻　麻酔科必携　周術期のリスク管理　安全対策・感染予防・合併症管理．水本一弘、山本達郎、垣花　学、加藤里絵、佐藤暢一編．東京、文光堂、2021、ｐ239-245．
  5. 藤井啓介．高齢者麻酔のポイント50．川口昌彦、川股知之編．小板橋俊哉監．東京、克誠堂出版、2021、ｐ186-188．
  6. 水本一弘．麻酔科プラクティス　第5巻　麻酔科必携　周術期のリスク管理　安全対策・感染予防・合併症管理．水本一弘、山本達郎、垣花　学、加藤里絵、佐藤暢一編．東京、文光堂、2021、ｐ41-45．
  7. 水本一弘．麻酔科プラクティス　第6巻　Challenge 緊急手術の麻酔．加藤里絵、山本達郎、水本一弘、垣花学、佐藤暢一編．東京、文光堂、2021、ｐ41-46．
  8. 吉田朱里、水本一弘．麻酔科プラクティス　第5巻　麻酔科必携　周術期のリスク管理　安全対策・感染予防・合併症管理．水本一弘、山本達郎、垣花　学、加藤里絵、佐藤暢一編．東京都、文光堂、2021、ｐ39-40．

Ⅱ 総説

なし

Ⅲ 原著・症例報告

Ⅲ-1　英文原著

  1. Azumaguchi R, Tokinaga Y, Kazuma S, Kimizuka M, Hamada K, Sato T, Yamakage M. Validation of the relationship between coagulopathy and localization of hydroxyethyl starch on the vascular endothelium in a rat hemodilution model. Sci Rep 2021;11:17697.
  2. Takahashi Y, Tokinaga Y, Edanaga M, Kikuchi K, Tada M, Maki R, Yamakage M, Watanabe A. Efficacy of Automatic Retention Pressure of a Double-Lumen Tube Cuff: An Artificial Intubation Model. J Surg Res 2021;257:344-348.
  3. Kimizuka M, Tokinaga Y, Azumaguchi R, Hamada K, Kazuma S, Yamakage M. Effects of anesthetic agents on contractions of the pregnant rat myometrium in vivo and in vitro. J Anesth 2021;35:68-80.
  4. Kuribara T, Akiyama Y, Mikami T, Kimura Y, Komatsu K, Enatsu R, Tokinaga Y, Mikuni N. Preoperative Prediction of Communication Difficulties during Awake Craniotomy in Glioma Patients: A Retrospective Evaluation of 136 Cases at a Single Institution. Neurol Med Chir (Tokyo) 2021;61:21-32.
  5. Chaki T, Tachibana S, Kumita S, Sato H, Hamada K, Tokinaga Y, Yamakage M. Head Rotation Reduces Oropharyngeal Leak Pressure of the i-gel and LMA® Supreme™ in Paralyzed, Anesthetized Patients: A Randomized Trial. Anesth Analg 2021;132:818-826.
  6. Hamada K, Takahashi K, Tokinaga Y, Iwasaki S, Yamakage M. Generic rocuronium reduces withdrawal movements compared to original rocuronium under target-controlled infusion induction with propofol. J Anesth 2021;35:184-188.
  7. Yamazaki A, Fujii K, Aratani Y, Kuriyama T, Kawamata T. Comparison of plasma concentrations of levobupivacaine with and without epinephrine for thoracic paravertebral block: A randomised trial. Anaesth Crit Care Pain Med 2021;40:100952.
  8. Yoshida A, Fujii K, Yoshikawa T, Kawamata T. Factors associated with quality of dreams during general anesthesia: a prospective observational study. J Anesth 2021;35:576-580.
  9. Yoshida H, Ikemoto S, Tokinaga Y, Ejiri K, Kawamata T. Successful removal of a central venous catheter misplaced in the right subclavian artery using an intravascular stent: a case report. JA Clin Rep 2021;7:15.

Ⅲ-2　和文原著

  1. 浦澤方聡、黒﨑弘倫、栗山俊之、川股知之．経皮的腎砕石術中に重篤なショックを来した1症例. 麻酔　 2021;70:420-424.
  2. 西畑雅由、吉田朱里、江尻加名子、中田亮子、川股知之．体温低下を伴う体外循環下手術における体温連続モニタリングシステムTEMPLE TOUCH PROTMの有用性．日臨麻会誌　2021;41:303-309.

Ⅳ その他

  1. 荒谷優一．特集　とことん挿管&抜管　大解剖．特集3【コラム】導入時と覚醒時のチェックリストを見ておきましょう．オペナーシング　2021;36:14-17.
  2. 荒谷優一．特集　とことん挿管&抜管　大解剖．特集6【コラム】筋弛緩薬．オペナーシング　2021;36:56-57.
  3. 小川舜也．文献抄訳．Effect of therapeutic suggestions during general anaesthesia on postoperative pain and opioid use：Multicenter randomized controlled trial．ペインクリニック　2021;42:553.
  4. 川股知之、小川舜也．印象記「日本ペインクリニック学会第55回学術集会」．臨床麻酔　2021; 45:1479-1480

V 学会発表

V-1　国際学会

【Annual Meeting of the American Society of Anesthesiologists (San Diego, USA+WEB)】

  1. Sato T, Tokinaga Y, Hamada K, Yamakage M: Effect of remimazolam on angiotensin Ⅱ-induced vasoconstriction.
  2. Tanioku T, Yamasaki K, Shiozaki T, Kawamata T: Tmem45b is a key molecule for inflammation or tissue injury-induced mechanical hyperalgesia.
  3. Hirai A, Yoshida A, Seki T, Shiozaki T, Kawamata T: Factors impairing full breastfeeding in women who received labor neuraxial analgesia: A retrospective observational study.
  4. Yamasaki K, Fujii K, Seki T, Kawamata T: Lower limb pain and numbness due to compartment syndrome after laparoscopic surgery in the lithotomy position.

V-2　全国学会

【第16回日本医学シミュレーション学会学術集会（WEB）】

  1. 水本一弘：NPO法人 日本医学シミュレーション学会からの報告． 　ライブ配信 4学会合同シンポジウム「シミュレーション教育の今後の展開」．
  2. 水本一弘：「～主催者・インスト・受講者が知っておくべき感染対策～」． 　感染対策講習．

【日本老年麻酔学会第33回学術集会（WEB）】

  1. 関　尭文、吉田朱里、川股知之：硬膜への軽微な機械刺激に伴って心静止をきたした高齢者脳動脈瘤の一例．

【日本区域麻酔学会第8回学術集会（岡山＋WEB）】2021.4.9-10

  1. 山﨑亮典、平野勇生、川股知之：自動間歇的投与法を用いた胸部傍脊椎ブロックの胸腔鏡補助下肺切除術に対する鎮痛効果の検討．

【第7回日本医療安全学会学術総会（WEB）】

  1. 水本一弘：ヒューマンエラーを認識、対応する人工知能の可能性．　パネル討論会：情報通信技術と人工知能を利用した医療安全向上の試み．

【日本麻酔科学会第68回学術集会（WEB）】

  1. 谷奥　匡、吉田朱里、荒谷優一、丸山智之、川股知之：皮膚切開および神経損傷に伴う機械性痛覚過敏に対するTmem45bの関与．

【日本ペインクリニック学会第55回学術集会（富山＋WEB）】2021.7.22-24

  1. 小川舜也、栗山俊之、川股知之：がんの胸椎転移と神経根浸潤による胸痛に対して肋間神経ブロックが有効であった2症例．

【日本臨床麻酔学会第41回大会（札幌＋WEB）】2021.11.5-6

  1. 宇田朱里、時永泰行、川股知之：血小板放出顆粒異常症合併患者に対し術中TEG6sによる血液粘弾性試験を参考に血小板輸血を行なった１例．
  2. 大西勇翔、藤井啓介、栗山俊之、川股知之：術前心電図上接合部調律であったが、術中徐脈頻脈発作を繰り返し術後洞不全症候群と診断された一例．
  3. 塩﨑卓哉、山﨑景子、谷奥　匡、川股知之：腹腔鏡下直腸切除後にコンパートメント症候群をきたした一例．

【第14回日本運動器疼痛学会（WEB）】

  1. 栗山俊之：骨転移による痛みの問題点． 　シンポジウム6「がん患者の運動器疼痛」．

【第16回医療の質・安全学会学術集会（WEB）】

  1. 水本一弘、田村　彰、中山美代子、中西町代、藁科佳代、森本薫未：当院における臨床倫理コンサルテーションチームの活動実績と課題．

V-3　地方会・研究会

【第9回ニューロカンファレンス和歌山（和歌山）】2021.1.9

  1. 丸山智之、谷奥　匡、川股知之：Tmem45b欠損マウスの単一脊髄後角神経細胞の電気生理学的検討．

【第48回和歌山悪性腫瘍研究会（和歌山）】2021.1.30

  1. 水本一弘：麻酔科医と医療安全管理者の立場から． 　シンポジウム「コロナ禍におけるがん治療」．

【日本麻酔科学会第67回関西支部会学術集会（WEB）】

  1. 角南昇吾、藤井啓介、荒谷優一、谷奥　匡、川股知之：ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術中に肺塞栓を生じ、両心室にガス像を認めた一例．
  2. 中村安寿左、時永泰行、川股知之：術後に低血圧が遷延したACTH単独欠損傷の１例．
  3. 松本文那、塩﨑卓哉、時永泰行、川股知之：覚醒下開頭手術にレミマゾラムとプロポフォールを併用した1例．

【日本緩和医療学会第3回関西支部学術大会（WEB）】

  1. 奥田有香、栗山俊之、川股知之：緩和ケアチームで関わったがん患者でのオピオイド導入目的と生存期間に関する後ろ向き調査．

【日本ペインクリニック学会第2回関西支部学術集会（WEB）】

  1. 小川舜也、栗山俊之、川股知之：直腸がん局所再発による会陰部痛に対して不対神経節ブロックが有効であった一例．

V-4　研修会・セミナー等

  1. 江尻加名子：AHA　BLS講習会　インストラクター（田辺市）2021.1.22
  2. 江尻加名子：AHA　BLS講習会　インストラクター（田辺市）2021.2.26
  3. 江尻加名子：AHA　BLS講習会　インストラクター（田辺市）2021.3.26
  4. 奥田有香：e-learningの振り返り．和歌山県立医科大学緩和ケア研修会（和歌山市）2021.11.28
  5. 奥田有香：がん疼痛についてーがん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2020年改定をふまえてー．第92回腫瘍センター勉強会（和歌山市）2021.3.4
  6. 川股知之：痛みの伝達機構から鎮痛を考える－内なる力を利用する－．第7回ジェネラル・リハ・セラピスト　セミナー（WEB）2021.7.4
  7. 川股知之：紀南地域医療　麻酔セミナー　周術期の現状と新たな方向性（田辺市）2021.9.24
  8. 北詰かや：e-learning復習・質問．2021年度「和歌山県においてがん診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会（集合研修）」（新宮市立医療センター主催）（新宮市）2021.12.5-5
  9. 北詰かや：全人的苦痛に対する緩和ケア．2021年度「和歌山県においてがん診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会（集合研修）」（新宮市立医療センター主催）（新宮市）2021.12.5-5
  10. 栗山俊之、奥田有香：がん患者の全身倦怠感と食欲不振－ステロイドの使い方を含めて－．第95回腫瘍センター勉強会（和歌山市）2021.7.15
  11. 谷奥　匡：チーム医療としての気管挿管．これだけは知っておきたい周術期管理（和歌山市）2021.12.4
  12. 羽場政法：日本ACLS協会　AHA ACLSコース（大阪）2021.7.31-1
  13. 羽場政法：日本医学シミュレーション学会　オンライン鎮静コース（WEB）2021.7.10
  14. 羽場政法：日本医学シミュレーション学会　オンライン鎮静コース（WEB）2021.10.9
  15. 羽場政法：術前患者評価　〜麻酔科医はここをみている！〜．これだけは知っておきたい周術期管理（和歌山市）2021.12.4
  16. 平野勇生：院内急変を防ぐために．南和歌山医療センター医局会勉強会（田辺市）2021.11.19
  17. 丸山智之：周術期管理の基本：手術室看護師に必要な老年に対する基礎知識を理解しよう．日本手術看護学会近畿地区　和歌山ブロックセミナー（WEB）2021.10.1-22
  18. 水本一弘：医療人が知っておくべき医療安全基礎知識 ．和歌山県病院協会令和3年度新入職員研修会（和歌山市）2021.4.22
  19. 水本一弘：これからの医療安全教育のあり方．医療安全推進機構(MSPO) 医療安全高等教育院講演会(WEB）2021.11.6
  20. 水本一弘：静脈路からの薬剤投与　薬液投与などに関するインシデント・アクシデントと防止策 (1)(2)．臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修（告示研修2021）（WEB）2021.10.1
  21. 箕西利之、伊良波浩、絹川和孝：ハイブリッド手術室の新しい活用への道のり．第12回日赤和歌山ルネサンス（WEB）2021.3.4-11
  22. 山﨑景子、吉田朱里：当院での術中低血圧について－Acumen Analytics を用いた後ろ向き検討－．第6回和歌山集中治療麻酔・救急セミナー（和歌山市）2021.10.1
  23. 吉田朱里：手術終了から帰室までの注意点．これだけは知っておきたい周術期管理（和歌山市）2021.12.4

Ⅵ 科研費交付状況

  1. 荒谷優一　令和3年度日本学術振興会科学研究費「基盤研究C」
    新規痛み関連分子Tmem45bが関係する炎症性腸疾患の病態解明
  2. 池本進一郎　令和3年度日本学術振興会科学研究費「基盤研究C」
    Tmem45bに注目したがんによる体動時痛の機序解明
  3. 江尻加名子　令和3年度日本学術振興会科学研究費「若手研究」
    がんの痛みと増殖における知覚神経の役割－がん増殖を抑制しうる鎮痛薬開発に向けて－
  4. 栗山俊之　令和3年度日本学術振興会科学研究費「基盤研究C」
    破骨細胞をターゲットとした骨がん痛メカニズムの解明：新規の骨がん痛治療法の開発
  5. 谷奥　匡　令和3年度日本学術振興会科学研究費「基盤研究C」
    神経線維をターゲットとした術後痛に対する新規治療薬の開発
  6. 中田亮子　令和3年度日本学術振興会科学研究費「基盤研究C」
    新しい痛み治療薬の開発に向けた炎症性内臓痛発現メカニズムの解明
  7. 丸山智之　令和3年度日本学術振興会科学研究費「基盤研究C」
    新規分子を標的とした痒み治療薬の開発に向けた末梢神経における痒み伝達の解明

Ⅶ 臨床研究施行状況

  1. 研究代表　谷奥 匡（担当　丸山智之）．腹腔鏡下手術における新しい非侵襲的連続推定心拍出量の信頼性に関する前向き観察研究（倫理委員会承認番号2473）
  2. 研究代表　吉田朱里(担当　西畑雅由)．TEMPLE TOUCH PROTM を用いて橈骨動脈上で測定した体温は中枢温を反映するか〜前向き観察研究〜（倫理委員会承認番号2414）

Ⅷ 基礎研究施行状況

  1. 川股知之．痛み神経とがん組織の間のクロストークの解明
    （動物実験委員会承認番号735）
  2. 谷奥　匡．遺伝子欠損マウスを用いた機械性痛覚過敏を惹起する分子の探索
    （動物実験委員会承認番号857）
  3. 谷奥　匡．ラットにおけるTmem45bの発現分布解析および機能解析
    （動物実験委員会承認番号927）
  4. 吉田朱里．がんの増殖およびがん性痛におけるCGRPの役割の解明
    （動物実験委員会承認番号931）
  5. 谷奥　匡．Tmem45b陽性末梢神経の解析
    （動物実験委員会承認番号939）
  6. 丸山智之．電気生理学解析による痛み受容におけるTmem45bの関与
    （動物実験委員会承認番号988）
  7. 荒谷優一．新しい痛み治療薬の開発に向けた炎症性内臓痛発現メカニズムの解析
    （動物実験委員会承認番号1016）
  8. 吉田朱里．がんの増殖およびがん性痛におけるTRPA1/V1の役割の解明
    （動物実験委員会承認番号1030）
  9. 西畑雅由．Tmem45b陽性末梢神経選択的EGFP発現マウスの解析
    （動物実験委員会承認番号1051）
  10. 荒谷優一．新しい治療法開発に向けた炎症性腸疾患の病態解明
    （動物実験委員会承認番号1080）


Ⅸ 受賞

  1. 箕西　利之：第12回日赤和歌山ルネサンス（WEB）2021.3.4-11
    審査員賞
  2. 麻酔科学教室：令和2年度
    和歌山県立医科大学　ベストクリニカルティーチング賞
ミャンマーでの医療活動（産経新聞）1
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