奥田 有香|助教|緩和医療|緩和ケアをサブスペシャリティーとして選択

私は麻酔科に所属していますが、手術麻酔をするのではなく、緩和ケアチームの医師として働いています。
緩和ケアチームについて
主にがん患者さんを対象に、がんの種類を問わず様々な科の様々な病棟におられる患者さんを診察しに伺っています。
緩和ケアというと、終末期というイメージを持たれる方が多いかと思います。しかし、近年はがんと診断された時からの緩和ケアというのが推奨されています。そのため、私たち緩和ケアチームは、手術を控える患者さんや抗がん剤治療中の患者さんに携わっていることが多いです。
緩和ケアチームは、私のような心肺担当の医師だけではなく、全身担当の医師や看護師さん、薬剤師さん、心理士さんから構成されていて、医師からの視点だけではなく、多方面からの視点を持って、患者さんの抱える困りごとに対処する方法を考えています。
患者さんとご家族が最期まで苦痛を少なく過ごすことができるようにサポートするということが私たちの仕事です。麻酔科というと手術麻酔をイメージされるかと思いますが、痛みを取ることを専門にしている麻酔科の先生の中には、緩和ケアをサブスペシャリティーとして選択している方も多いです。
麻酔科は様々な分野で活躍することができるのではないかと思いますので、麻酔科や緩和ケアに少しでも興味を持ってくださった方はぜひ見学に来てください。
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2025.03.26 (水) 00:01