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和歌山県立医科大学 麻酔科学教室

後期研修医日記<Blog>

2024年

後期研修医日記その35(岡本恵里花)

2024年1月

和歌山県立医大附属病院麻酔入局1年目の岡本恵里花と申します。
3年目が始まり後半にさしかかったきたタイミングで日記を書く機会をいただきました。
少し自己紹介をさせていただきます。私は自治医科大学を卒業し、和医大で初期研修を終え、県庁からの人事でひだか病院第二内科で現在勤務しております。普段は内科業務をしておりますが、週1日、和医大の麻酔科で研修日を過ごさせていただいています。学生の頃から麻酔科に興味がありましたが、自分には義務年限があることからとても悩み、研修医時代、麻酔科の先生方に相談させていただいたり、専門医機構にお問い合わせ頂いたりとご尽力いただき自分の中でもできるかもしれない、やってみようと麻酔科に入局することに決めました。

実際3年目が始まって、麻酔科としてはやはり週に1回なので、あまりできることが増えたと感じることは少なく、不甲斐ない思いをすることも多いですが、研修日はとても楽しいです。元気でやってるか、焦らんでいいからなと毎週言ってくださって、同じように症例を当てて手厚くフォローしてくださる麻酔科の先生方には本当に頭が上がらないです。自分のホームのような場所があることは本当に心強く、麻酔科を選んでよかったと思います。
あまり得意ではないと思ってた内科ですが、患者さんの毎日に寄り添ったり病態について考えたり向き合ってみるととても興味深く、勉強することばかりです。他科の尊敬する先生方に出会えたことは自分にとってすごく大きな財産だと感じていて、今は3年目という立場を利用して、いろいろな先生から少しずつ色々なことを吸収することを目標としています。

特殊な働き方なので、大変でしょう、とよく言われますが、目も前のことをなんとかやっているという感じでよくわかりません。ただ言えることはいつも気にかけてフォローしてくださり勉強会や学会にも誘ってくださる麻酔科の先生方、私が不在の間病棟を担ってくださり快く送り出してくださるひだか病院の先生方、遠く離れた地で同じような環境でいつも励ましあえる大学時代の同期、色々な面で助けてくれる暖かく迎えてくれる麻酔科の同期、、、と本当に周りの方々や環境に恵まれ日々を過ごせていると言うことです。

日々、どっちつかずなのではないかと考え込んだり、思ったように勉強が追いつかず落ち込んだり、麻酔の勉強が後回しになって自分に腹が立ったりすることもあります。これから先のことはわからないですし不安もあります。ですが、何とかなるしどうにでもできると信じて目の前のことを一生懸命やっていくつもりです。遠回りになっても、いつか先生方をはじめ医療従事者の方、患者さんに頼ってもらえるような良いお医者さんなれれば良いなと思っています。まだまだご迷惑をおかけするかと思いますが今後ともよろしくお願いいたします。

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