DIARIES[ 後期研修医日記 ]

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記事一覧

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    2022.07.01

    麻酔科後期研修医2年目、労災病院麻酔科の角南です。

    麻酔科は1年目は大学、2年目から外病院で働くというパターンが多いのでなんとなく、2年目から外病院なんだろうなと思ってはいましたが、特にどこで研修したいという希望もなく、日々大学での麻酔科1年目生活を楽しんでいました。

    そんなある日、ope室にふらっと現れた川股教授に「労災勤務とかどう?」と言われました。「別に嫌とかないです。」と返事をした気がします。これって正式な人事なんかな?聞いてみただけなんか?と疑問に思いましたが当科の人事はこんな感じで決まるようです(笑)

    大学では常に上級医の先生がいてくださる環境にいたので、初めての外病院での勤務、緊急手術時に呼び出される待機もあり一人で麻酔をしなければならないかもしれないと行く前は不安でした。2回目の待機では術後出血(Hb 4程度)、3回目の待機では妊婦さんの子宮破裂疑い(全麻カイザー)と(2回目のときは小川先生に電話で相談させていただき、3回目の時は田島先生に病院に駆けつけていただきましたが)待機ってこんなに呼び出されるのか、なんて恐ろしいところにきてしまったのだと思ったものです。しかし、この経験のおかげでバイタルが安定しているような普通の呼び出しは、むしろありがとうございますという謎の感謝の気持ちで病院へ向かえる胆力が付きました。その後は待機で呼び出さられることもめったになく、日々平穏に過ごせるようになりました。周りの上級医の方々も看護師さん方々も優しく今では労災病院最高やなという気持ちで日々を過ごしております。

    もう一つ大学と違う点は初期研修医の方を指導する機会があることでしょうか、やはり人に教えるということは難しいです。たまに初期研修医の方に僕も知らないようなことを質問されることもあり、そんなときは正直に「わからないから調べておく」と答え、その場しのぎの指導はしないように心がけております。この子はどこが苦手で、どう教えたら伝わりやすいのか、今まで自分が教わってきた方法を振り返りながら考えることで、知識も整理されて自分自身の勉強になるなと実感しております。

    最後に少し労災病院での麻酔科研修の宣伝です。麻酔科志望の人や、多様な症例を学びたい人は、症例数の多い大学での研修をおすすめします。しかし、麻酔科にさほど興味ないけど、マスク換気、挿管、ルート確保などの手技が苦手だな、循環動態の管理を少し勉強してみたいなという人は労災病院での麻酔科研修は割と有意義になるんじゃないかと思います、ぜひ研修に来てみてください!!

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  • 2022.06.01

    後期研修医2年目になりました中村安寿左と申します。

    後期研修医日記を担当させていただく機会をいただきました。

    麻酔科に入局して1年余りが経ち、新たに後期研修を始める先生も入局されました。和歌山県立医科大学麻酔科学教室にも新しい風が吹き、活気あふれています。

    近年のCOVID-19の蔓延により、学会はWEBでの開催を余儀なくされ、現地開催は見送られてきました。2022年度の始まりとともに第6波は落ち着き、2022年6月に神戸で3年ぶりに日本麻酔科学会の現地開催が行われました。演者の先生のご講演を現地で聞けることはもちろん、聴講されている先生方の反応を直接感じることができるのも現地参加の醍醐味と感じました。ポスター発表も現地で行われ、積極的な議論が展開されていました。 日々の実臨床でも、上級医の先生方にご指導いただき、心臓麻酔や小児麻酔を担当する機会も増えてきました。毎日さまざまな麻酔症例を担当していますが、力不足を痛感することもまだまだあります。これからもいろいろな状況でも対応できる力を身につけるため、精進したいと思います。

  • 2022.03.02

    麻酔科後期研修医1年目の中村安寿左と申します。

    2021年4月より麻酔科に入局しましたが、早くも2021年が終わろうとしています。毎日の麻酔症例を通じて医局の先生方には熱心にご指導いただき、本当にたくさんのことを勉強させていただいております。

    後期研修では、専門医取得に向けた経験症例やリスクのある症例、硬膜外麻酔・中心静脈カテーテル留置など手技を担当する機会が増えてきました。自分が成長できるチャンスをいただける嬉しさや喜びとともに、不安も併せ持ちながら過ごしています。日々できること・任せていただけることは増えてはきておりますが、手技や術中の麻酔管理が上手く出来なかった記憶が強く印象に残ります。次回には改善できるよう振り返ることを忘れず、少しでも成長していけるよう精進していきたいと思っております。

    今年度下半期からは外勤が始まりました。後期研修医として勤務できる病院は限られておりますが、「大学で勉強したことを何か1つでも還元しよう、新しい環境で何か1つでも吸収しよう」と思い、麻酔業務に勤しみたいと思っています。

    今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

  • 2022.03.01

    2021年4月に入局しました後期研修医1年目の松本文那と申します。後期研修も9か月が経過し、なんとか業務にも慣れてきました。指導医の先生方に新しいことを教えていただきながら,日々精進しているところです。入局したてのころは手技ひとつとってもうまくいかず、落ち込むことも多かったですが、最近では指導医の先生から「見ていて安心感がある」と褒めていただくことも出てきました。勉強が追い付かなかったり、なかなか思うように麻酔できなかったりとふがいない思いをすることも多々ありますが、さまざまな症例から経験したことを次の症例へと活かしてうまくいったりすると、とても嬉しく、ささやかながら自分の成長を実感しています。

    1月からは緩和ケアや救急の研修も行います。これまでは手術麻酔ばかりでしたが、ここで学んだことを役立てながら、研修を楽しんできたいと思います。

    まだまだ至らない点も多いですが、日々邁進していきたいと思います。これからも何卒よろしくお願い致します。

  • 2021.10.01

    麻酔科後期研修医1年目の角南 昇吾です。

    和歌山県立医科大学卒業し、県民医療枠ということもあり初期研修も和医大を選びました。

    大学入学時より緩和ケアに興味があり、入局するなら麻酔科や腫瘍を診る内科系かなと考えており、初期研修初めの3ヶ月を麻酔科で研修しました。右も左もわからない状態の中、手厚くご指導していただき、日々成長を感じることができる時間を過ごせました。その後の研修は、腫瘍系の内科や循環器内科、心臓血管外科、感染症内科など気の赴くままに初期研修を終えました。

    入局後に麻酔に入ると、バイタルや術野から患者さんの状態を想像し、これからどう変化していくかを指導医の先生方が瞬時に判断している姿をみて、改めて麻酔の奥深さ、面白さを実感する日々を過ごしています。まだまだ勉強中の身で至らないところも多々あるのですが、指導医の先生方には嫌な顔をせずご指導していただけ、入局先として麻酔科を選んでよかったなと実感しています。

    手術室麻酔だけでなく、ペイン外来、緩和ケア、ICUなど、自分にあったサブスペシャリティーを選べるというのも麻酔科の魅力だと思います。

    麻酔に興味がある人はもちろん、手術麻酔はちょっと苦手と思う人も一度研修に来てみてはいかがでしょうか? 貴重な初期研修を無駄には過ごさないと思いますよ。