DIARIES[ 後期研修医日記 ]

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  • 2015.07.01

    私は、和歌山県の出身で大学は徳島大学を卒業し、初期研修は日本赤十字社和歌山医療センターで二年間研修を行い、今年から後期研修医1年目として和歌山県立医科大学付属病院に来ました。

    学生のころは、麻酔科の印象はほとんどなく、小難しく、危険な薬剤をたくさん使う科だなとぼんやり感じていたのを覚えています。初期研修中に麻酔科を研修し、術中の患者さんの命を一時的に預かり、安全に手術が受けられるようにバイタルが刻一刻と変化していく中でさまざまに対処していくところが興味深く感じ、麻酔科に興味を持ちました。

    後期研修先としては、引き続き和歌山で医療を続け、しっかりとした施設でたくさんの症例を経験し、まずは専門医をとりたいと考え、和医大を選択させていただきました。

    もともと他の施設で研修していたこともあり、最初はとまどうことばかりでしたが、外からきた私にも先生方は優しく、分け隔てなく教育してくださり、毎日学ぶことの多い日々を過ごしていると感じています。

    研修医と違い、麻酔計画をチーフや指導医の先生の補助はありつつも自分で考え、機材を自分で準備し、もれがないか確認することがいかに大事であるかを日々感じながら、よい緊張感の中で麻酔をかけさせていただいています。

    特に、研修医のころは経験しなかった帝王切開や、小児、重症患者の緊急麻酔なども経験させていただいています。

    医局の雰囲気としては、普段の仕事中は麻酔に対して真正面から向き合っている先生方ですが、飲み会のときなどoffの時は先輩、後輩の垣根を越えて楽しむことができ、仕事のみでなくいろんな意味でon-offのはっきりしたところです。

    今後の後期研修医生活では、手術麻酔についてもまだまだ知らないことが多いので、まずは手術麻酔を行い、研修医のときに同じく興味のあったICUなど術後の領域の勉強もできたらと思っています。