DIARIES[ 後期研修医日記 ]

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記事一覧

  • 2022.12.01

    後期研修医1年目の岸本華歩と申します。

    2022年も終わりに近づき、麻酔科に入局して早くも9か月が過ぎようとしています。振り返ってみると、入局当初は目の前の麻酔症例をこなすことで精一杯でしたが、日々上級医の先生方にご指導いただき、様々な手技や症例を経験することで少しずつ成長できたのではないか、と思います。一方で、何か想定外のことが起きてしまうと、上級医の先生に頼るばかりになってしまい、勉強不足、経験不足を痛感する場面も多々あり、自立した麻酔科医への道のりはまだまだ長いな、と感じています。

    臨床業務以外に、今年度は6月の日本麻酔科学会と11月の臨床麻酔学会の2つの学会に参加する機会を頂きました。初期研修中は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、現地開催の学会に参加する機会はなかったので、6月の日本麻酔科学会が初めての学会参加となりました。学会ではリフレッシャーセミナー等で麻酔薬や麻酔科学についての基本的な知識を学びなおしたり、セミナーやシンポジウムで各分野の最新の知見を学んだりと、幅広い知識を得ることができました。また、学会には初期研修医の先生方も参加してくださり、親睦を深める良い機会となりました。これからも機会があれば積極的に参加し、学んだことを日々の臨床に役立てていきたいと思います。

  • 2022.11.01

    後期研修医一年目の中松和海と申します。

    和医大卒業後、紀南病院で2年間の初期研修を終え、今年度より再び和医大に戻ってきました。

    麻酔科に入局してから早くも半年が経ちました。この半年間は日々慣れない中でしたが、上級医の先生に手厚くご指導頂き、成長を実感しております。

    これまで学会に参加したことはありませんでしたが、6月には神戸で開催された日本麻酔科学会に初めて参加しました。最新の医療機器の展示や各分野の専門的な講演から後期研修医にもわかりやすい講演などとても新鮮な3日間でした。

    最近では分離肺換気や中心静脈カテーテル留置などの手技や緊急手術なども積極的に担当しています。術中管理についてもすぐにフィードバックを頂けるため、勉強の毎日です。

    10月からは外勤も担当させて頂くようになりました。まだまだ勉強すべきことが山ほどありますが、これからも日々精進してまいります。今後とも御指導のほど何卒よろしくお願いいたします。

  • 2022.10.01

    2022年4月に入局させていただきました、島田拓矢と申します。

    私は2020年に山口大学を卒業後、京都市立病院での研修を修了し、この度和歌山県立医科大学麻酔科に入局させていただきました。医師としてまた新たな段階に入ることができました。私は和歌山にゆかりはないのですが、12年前に和歌山県立医科大学麻酔科の先生方と一緒にお仕事をさせてもらったご縁で当院での後期研修を選択いたしました。

    当院に赴任してからは浅学による反省反省の連続の日々ではありますが、大学附属病院であることから幅広い症例、多くの勉強会やカンファレンスを経験できる環境に身をおき、忙しくも充実した日々を過ごしております。

    さらに今年は良い御縁にも恵まれ、私は麻酔科医として、守破離の「守」を示してくださる教育熱心な医局の先生方に出会えました。

    今後、さらに精進して「破」、「離」の段階に到達できますよう今後とも変わらぬ御指導、御鞭撻の程、お願い申し上げます。

  • blog2022_220700.jpg (1.39 MB)
    2022.07.01

    麻酔科後期研修医2年目、労災病院麻酔科の角南です。

    麻酔科は1年目は大学、2年目から外病院で働くというパターンが多いのでなんとなく、2年目から外病院なんだろうなと思ってはいましたが、特にどこで研修したいという希望もなく、日々大学での麻酔科1年目生活を楽しんでいました。

    そんなある日、ope室にふらっと現れた川股教授に「労災勤務とかどう?」と言われました。「別に嫌とかないです。」と返事をした気がします。これって正式な人事なんかな?聞いてみただけなんか?と疑問に思いましたが当科の人事はこんな感じで決まるようです(笑)

    大学では常に上級医の先生がいてくださる環境にいたので、初めての外病院での勤務、緊急手術時に呼び出される待機もあり一人で麻酔をしなければならないかもしれないと行く前は不安でした。2回目の待機では術後出血(Hb 4程度)、3回目の待機では妊婦さんの子宮破裂疑い(全麻カイザー)と(2回目のときは小川先生に電話で相談させていただき、3回目の時は田島先生に病院に駆けつけていただきましたが)待機ってこんなに呼び出されるのか、なんて恐ろしいところにきてしまったのだと思ったものです。しかし、この経験のおかげでバイタルが安定しているような普通の呼び出しは、むしろありがとうございますという謎の感謝の気持ちで病院へ向かえる胆力が付きました。その後は待機で呼び出さられることもめったになく、日々平穏に過ごせるようになりました。周りの上級医の方々も看護師さん方々も優しく今では労災病院最高やなという気持ちで日々を過ごしております。

    もう一つ大学と違う点は初期研修医の方を指導する機会があることでしょうか、やはり人に教えるということは難しいです。たまに初期研修医の方に僕も知らないようなことを質問されることもあり、そんなときは正直に「わからないから調べておく」と答え、その場しのぎの指導はしないように心がけております。この子はどこが苦手で、どう教えたら伝わりやすいのか、今まで自分が教わってきた方法を振り返りながら考えることで、知識も整理されて自分自身の勉強になるなと実感しております。

    最後に少し労災病院での麻酔科研修の宣伝です。麻酔科志望の人や、多様な症例を学びたい人は、症例数の多い大学での研修をおすすめします。しかし、麻酔科にさほど興味ないけど、マスク換気、挿管、ルート確保などの手技が苦手だな、循環動態の管理を少し勉強してみたいなという人は労災病院での麻酔科研修は割と有意義になるんじゃないかと思います、ぜひ研修に来てみてください!!

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  • 2022.06.01

    後期研修医2年目になりました中村安寿左と申します。

    後期研修医日記を担当させていただく機会をいただきました。

    麻酔科に入局して1年余りが経ち、新たに後期研修を始める先生も入局されました。和歌山県立医科大学麻酔科学教室にも新しい風が吹き、活気あふれています。

    近年のCOVID-19の蔓延により、学会はWEBでの開催を余儀なくされ、現地開催は見送られてきました。2022年度の始まりとともに第6波は落ち着き、2022年6月に神戸で3年ぶりに日本麻酔科学会の現地開催が行われました。演者の先生のご講演を現地で聞けることはもちろん、聴講されている先生方の反応を直接感じることができるのも現地参加の醍醐味と感じました。ポスター発表も現地で行われ、積極的な議論が展開されていました。 日々の実臨床でも、上級医の先生方にご指導いただき、心臓麻酔や小児麻酔を担当する機会も増えてきました。毎日さまざまな麻酔症例を担当していますが、力不足を痛感することもまだまだあります。これからもいろいろな状況でも対応できる力を身につけるため、精進したいと思います。