DIARIES[ 後期研修医日記 ]

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記事一覧

  • 2023.06.01

    和歌山県立医科大学附属病院 麻酔科入局2年目の浦と申します。

    昨年は大学病院で上級医の先生と共に、様々な症例を経験させていただきました。2年目の4月から、田辺市にある紀南病院で日々研鑽を積んでいる真っ最中でございます。基本的には独り立ちするようになり、緊急手術や心臓血管外科麻酔も担当し、忙しいながらも大変ありがたい環境で過ごしています。その中で、大学病院で学んだ麻酔方法の細かい部分に深い意味があったことに気づいたり、逆に疑問を持って再考したりと少しずつですが成長を感じております。また臨床を続けながら、大学の先生方にご指導いただきながら学会でのポスター発表や論文作成など学術活動においても充実した麻酔科医生活を過ごさせていただいております。

    さて、これを読んでくださっている方の中には将来の診療科を決定するのに悩んでいる初期研修医の先生も多くいらっしゃるのではないかと思いますので、和歌山県立医科大学の麻酔科の魅力や将来性について個人的な意見ではありますが述べたいと思います。

    麻酔科の役割とは、主には『周術期における患者さんの生命の維持』と考えています。当たり前のことのようですが、大変重要で不可欠な役割であり、やりがいのある仕事です。手術を受けるにあたり、術前の状態を評価しリスクを挙げ、その患者さんに最適な麻酔方法を組み立て、ときには不測の事態にも冷静かつ正確に対応します。私は研修医の頃、当院の麻酔科をまわりましたが、麻酔科の先生方の情報処理能力や対応力の早さに感銘を受け、「こんな風になれたらいいな」と思い、麻酔科の門戸を叩きました。さらに当院の麻酔科は教育にかなり力を入れており、初期研修医・後期研修医をターゲットとした勉強会や博識な先生をお招きした講演会などをおよそ月に1回開催しています。またいい意味で先輩との垣根が低く、困ったことがあればなんでも相談しやすい環境が整っています。

    麻酔科医は手術室だけにとどまらず、ペインクリニックや緩和ケア、集中治療(ICU)など急性期から慢性期まで様々なアプローチで患者さんの苦痛を除くスペシャリストです。私も将来どのサブスペシャリティを選択するか迷っている最中ですが、百聞は一見にしかず、経験しないことにはわからないということで、様々な経験を積みながら決めていきたいと思っております。

    昨今、医師の働き方改革も急務の課題として世間でも取り上げられるようになってきました。当院も働き方改革の真っ最中で当直明けは優先して帰宅できるようなシフト体制やコメディカルへのタスクシフトなどを進めています。また麻酔科は女性も働きやすい診療科の代表として挙げられますが、当科も約4割強が女性医師であり、常勤として働かれているママさん麻酔科医も多数いらっしゃいます。詳しいことが知りたい方は麻酔科を研修して直接聞いてみてください!女性医師が多い理由がそこにあると思います。

    最後に、朝が早い麻酔科ですが、私より早起きして毎日美味しいお弁当を作ってくれている妻への感謝を忘れずに日々精進してまいりたいと思います。

  • 2022.12.01

    後期研修医1年目の岸本華歩と申します。

    2022年も終わりに近づき、麻酔科に入局して早くも9か月が過ぎようとしています。振り返ってみると、入局当初は目の前の麻酔症例をこなすことで精一杯でしたが、日々上級医の先生方にご指導いただき、様々な手技や症例を経験することで少しずつ成長できたのではないか、と思います。一方で、何か想定外のことが起きてしまうと、上級医の先生に頼るばかりになってしまい、勉強不足、経験不足を痛感する場面も多々あり、自立した麻酔科医への道のりはまだまだ長いな、と感じています。

    臨床業務以外に、今年度は6月の日本麻酔科学会と11月の臨床麻酔学会の2つの学会に参加する機会を頂きました。初期研修中は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、現地開催の学会に参加する機会はなかったので、6月の日本麻酔科学会が初めての学会参加となりました。学会ではリフレッシャーセミナー等で麻酔薬や麻酔科学についての基本的な知識を学びなおしたり、セミナーやシンポジウムで各分野の最新の知見を学んだりと、幅広い知識を得ることができました。また、学会には初期研修医の先生方も参加してくださり、親睦を深める良い機会となりました。これからも機会があれば積極的に参加し、学んだことを日々の臨床に役立てていきたいと思います。

  • 2022.11.01

    後期研修医一年目の中松和海と申します。

    和医大卒業後、紀南病院で2年間の初期研修を終え、今年度より再び和医大に戻ってきました。

    麻酔科に入局してから早くも半年が経ちました。この半年間は日々慣れない中でしたが、上級医の先生に手厚くご指導頂き、成長を実感しております。

    これまで学会に参加したことはありませんでしたが、6月には神戸で開催された日本麻酔科学会に初めて参加しました。最新の医療機器の展示や各分野の専門的な講演から後期研修医にもわかりやすい講演などとても新鮮な3日間でした。

    最近では分離肺換気や中心静脈カテーテル留置などの手技や緊急手術なども積極的に担当しています。術中管理についてもすぐにフィードバックを頂けるため、勉強の毎日です。

    10月からは外勤も担当させて頂くようになりました。まだまだ勉強すべきことが山ほどありますが、これからも日々精進してまいります。今後とも御指導のほど何卒よろしくお願いいたします。

  • 2022.10.01

    2022年4月に入局させていただきました、島田拓矢と申します。

    私は2020年に山口大学を卒業後、京都市立病院での研修を修了し、この度和歌山県立医科大学麻酔科に入局させていただきました。医師としてまた新たな段階に入ることができました。私は和歌山にゆかりはないのですが、12年前に和歌山県立医科大学麻酔科の先生方と一緒にお仕事をさせてもらったご縁で当院での後期研修を選択いたしました。

    当院に赴任してからは浅学による反省反省の連続の日々ではありますが、大学附属病院であることから幅広い症例、多くの勉強会やカンファレンスを経験できる環境に身をおき、忙しくも充実した日々を過ごしております。

    さらに今年は良い御縁にも恵まれ、私は麻酔科医として、守破離の「守」を示してくださる教育熱心な医局の先生方に出会えました。

    今後、さらに精進して「破」、「離」の段階に到達できますよう今後とも変わらぬ御指導、御鞭撻の程、お願い申し上げます。

  • blog2022_220700.jpg (1.39 MB)
    2022.07.01

    麻酔科後期研修医2年目、労災病院麻酔科の角南です。

    麻酔科は1年目は大学、2年目から外病院で働くというパターンが多いのでなんとなく、2年目から外病院なんだろうなと思ってはいましたが、特にどこで研修したいという希望もなく、日々大学での麻酔科1年目生活を楽しんでいました。

    そんなある日、ope室にふらっと現れた川股教授に「労災勤務とかどう?」と言われました。「別に嫌とかないです。」と返事をした気がします。これって正式な人事なんかな?聞いてみただけなんか?と疑問に思いましたが当科の人事はこんな感じで決まるようです(笑)

    大学では常に上級医の先生がいてくださる環境にいたので、初めての外病院での勤務、緊急手術時に呼び出される待機もあり一人で麻酔をしなければならないかもしれないと行く前は不安でした。2回目の待機では術後出血(Hb 4程度)、3回目の待機では妊婦さんの子宮破裂疑い(全麻カイザー)と(2回目のときは小川先生に電話で相談させていただき、3回目の時は田島先生に病院に駆けつけていただきましたが)待機ってこんなに呼び出されるのか、なんて恐ろしいところにきてしまったのだと思ったものです。しかし、この経験のおかげでバイタルが安定しているような普通の呼び出しは、むしろありがとうございますという謎の感謝の気持ちで病院へ向かえる胆力が付きました。その後は待機で呼び出さられることもめったになく、日々平穏に過ごせるようになりました。周りの上級医の方々も看護師さん方々も優しく今では労災病院最高やなという気持ちで日々を過ごしております。

    もう一つ大学と違う点は初期研修医の方を指導する機会があることでしょうか、やはり人に教えるということは難しいです。たまに初期研修医の方に僕も知らないようなことを質問されることもあり、そんなときは正直に「わからないから調べておく」と答え、その場しのぎの指導はしないように心がけております。この子はどこが苦手で、どう教えたら伝わりやすいのか、今まで自分が教わってきた方法を振り返りながら考えることで、知識も整理されて自分自身の勉強になるなと実感しております。

    最後に少し労災病院での麻酔科研修の宣伝です。麻酔科志望の人や、多様な症例を学びたい人は、症例数の多い大学での研修をおすすめします。しかし、麻酔科にさほど興味ないけど、マスク換気、挿管、ルート確保などの手技が苦手だな、循環動態の管理を少し勉強してみたいなという人は労災病院での麻酔科研修は割と有意義になるんじゃないかと思います、ぜひ研修に来てみてください!!

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